<感想>
日本企業では、コンプライアンス重視がとても重視される。
その際、言葉の上っ面だけの理解でことを運ぶと、かえって有害だ、というのが著者の主張だ。
私の会社のことを考えても、唇寒い感じが否めない。
とても参考になった。
企業のコンプライアンスを考えたいときには、お薦めの一冊。
<表紙裏>
<目次>

「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)
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日本企業では、コンプライアンス重視がとても重視される。
その際、言葉の上っ面だけの理解でことを運ぶと、かえって有害だ、というのが著者の主張だ。
私の会社のことを考えても、唇寒い感じが否めない。
とても参考になった。
企業のコンプライアンスを考えたいときには、お薦めの一冊。
<表紙裏>
「申し訳ございません。
違法行為を二度と起こさないよう。コンプライアンスを徹底致します。」
とは、不祥事を起こした際の謝罪会見での常套句。
だが、こうした「コンプライアンスとは単に法を守ること」と考える法令遵守主義そのものが、会社はおろか、この国の根幹をも深く着実に蝕んでいるのだ。
世の中に蔓延する「コンプライアンス病」の弊害を取り上げ、法治国家とは名ばかりの日本の実情を明らかにする。
<目次>
まえがき
第1章 日本は法治国家か
非公式システムとしての談合
官民一体の違法制度づくり
合理的な「富の配分システム」
公然と行われた違法行為
生じ始めた弊害
「隠蔽」を生んだ制裁強化
独占禁止法の不幸な生い立ち
企業は放っておけば悪事を働く?
全面開花した独禁法
企業に制裁の課徴金
公取委と独禁法の敗北
形だけの談合排除宣言
証拠隠しと徹底抗戦
白旗をあげたゼネコン
そして危機に陥る公共工事
第2章 「法令遵守」が企業をダメにする
ライブドア事件は事件化?
かねてから批判されていた経営手法
唐突な検察の違法判定
危うい「村上ファンド」捜査
大きく歪んだ法律の意義
インサイダー取引容疑は成立するのか
形式的には法を守ったライブドア
法令遵守が市場をダメにする
法の失敗が招いた耐震強度偽装事件
安全を支えたのは「信用」と「倫理」
建築基準法の幻想
法の強化は安全確保につながらない
不正車検制度の本末転倒
パロマ事件はなぜ事件になったのか
法令遵守が引き起こした社会的非難
第3章 官とマスコミが弊害を助長する
「法令遵守」の弊害
組織のすき間が危ない
法の背後に何があるのか
国家予算という法令
法に基づかない行政指導
経済社会から切り離された官僚たち
違法か否かにこだわるマスコミ報道
当局の判断に追従する記者クラブ
コスト・パフォーマンスのよい「善玉」「悪玉」報道
第4章 日本の法律は象徴に過ぎない
特殊な日本の司法
法律家は巫女のような存在
象徴に過ぎなかった経済法令
密接に関連しあう法律たち
経済活動に介入し始めた検察
特捜検察の武器は「贈収賄」
世論に敏感な操作方針
求められる経済検察としての役割
第5章 「フルセット・コンプライアンス」という考え方
フルセット・コンプライアンスの五つの要素
潜在的な社会要請を把握せよ
組織作りに完成はない
いかに組織を機能させるか
頭を下げただけでは不祥事再発は防げない
世間に問題を認識させる
パロマが陥ったわな
東横インに足りなかったもの
終章 眼を持つ組織になる
法令は環境変化を知る手がかり
環境変化と企業活動
組織は「環境への適応」で進化する
眼を持つ組織になる
あとがき

「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)
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